作家訪問
”宮崎 匠”

by Tsuda Ryo

新緑の季節に伺った宮崎さんの工房兼お家。
長野県の本当に山奥に位置するここは緑が生い茂りとても気持ちいい空気が流れています。

2回目の訪問とあって、今回は作陶以外のところをいろいろと見させてもらいました。
お家の裏はすぐに山が広がっていて、というよりもお家が山の中にあるような状態で、
まずは裏山を案内してもらいます。

植林された唐松や天然林のくり、くるみ、クヌギなどが生えた林を歩くと自然と
テンションが上がってしまう私、天然のきのこや山での生活についてのお話で盛り上がります。
自然に囲まれた山の暮らしは素晴らしい景色や星、自然の水だったりと素晴らしいところがあります。
ただ、自然災害だったり、都市部では簡単に調達できるものも、気軽にはできないというところもあって、
生きる術、生きる力が必要だなと感じました。

ご飯もレストランなんてないですから、食べたいものは自分で作る、必要な物は
自分で作るという精神が必要で、そんな暮らしをしている宮崎さんを羨ましく
思いつつすごいなあと尊敬してしまいます。将来的にはこんな山の暮らしが
できたらなと漠然と考えている私にとってとても貴重なお話が聞けました。

宮崎さんの器はすべて薪窯で焼かれていて、実はその薪も宮崎さん自身が伐採して斧で薪にして、
更に一年くらい乾かしてから使っています。
薪窯を使って作陶する作家さんはたくさんいますが、立っている木の状態からすべてをこなす作家さんは
ものすごく少ないんじゃないでしょうか。
山に住んでいる宮崎さんだからこそ、山の保全も兼ねて伐採して木を使う、
自然の循環というのも大切にしているんだなというのを感じます。

薪窯の方も見せてもらったのですが、やっぱりこの窯も手作り。長年使われた風合いがいい感じになっていて、
調子が悪くなっても直しつつ使っていくと話していました。他の作家さんでも薪窯のみなさんは結構窯を自作していて、
自分に合うものを作って使うっていうのは物作りに携わる人には当たり前の感覚なんだなと思ったりします。

季節によって変わる自然の風景、今度はきっと秋になると思いますが、
宮崎さんにお会いしつつ、自然をみれることを今から楽しみにしています。

津田

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